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千咲ちゃん、日本全国サイコロの旅をする 内容 本文 感想コメント 内容 サターニャの命を救うために、みんなでサイコロを振って全国を旅しながら北海道を目指すお話。水曜どうでしょうパロ。 本文 ――――――――――――――――――(00/23)―――――――――――――――――― ―サターニャの家― タプリス「えっ、北海道旅行が当たった!?」 サターニャ「ええ、魔界通販の懸賞企画に応募したらね」 サターニャ「見事この私が、当選したのよ!」 サターニャ「さすが大悪魔の私、持っている、と改めて実感したわ」 ヴィーネ「まぁたしかに運は良いと思うけど、あの通販番組でしょ?」 ヴィーネ「大丈夫なの……?」 サターニャ「人数は五人までOKみたいで」 サターニャ「移動・宿泊費は全て、とある地方のTV局が負担、のようね」 ヴィーネ「それだけなら、問題はなさそうだけど……」 サターニャ「せっかく、この大悪魔サタニキア様のお供に選んでやったんだから」 サターニャ「喜びなさい、あんたたち!」 ガヴリール「めんどいからパス」 ラフィエル「まぁまぁ、ガヴちゃん。みなさんで旅行というのも」 ラフィエル「たまには良いものだと思いますよ。ちょうど、大型連休ですし」 ヴィーネ「北海道には、美味しいものがたくさんあるわよ、ガヴ」 サターニャ「そんなに文句を言うなら、あんただけ来なくてもいいのよ?」 ガヴリール「……はぁ、仕方ないな。行ってやるよ」 ――――――――――――――――――(01/23)―――――――――――――――――― ―金曜日19 00 東京駅― サターニャ「というわけで、スタート地点はここみたいね」 ヴィーネ「どうして東京まで出てきたの、サターニャ」 タプリス「それに、スタート地点って、どういうことですか?」 ラフィエル「ここから空港に向かって、北海道へ行くんです?」 サターニャ「ふっふっふっ、よく聞いてくれたわね」 サターニャ「この当選した旅行はね……」 サターニャ「なんと北海道へ到着するまでの道中も楽しめるように」 サターニャ「特別な仕組みになっているらしいわ!」 ガヴリール「……なんか嫌な予感がしてきた」 サターニャ「それはね、このデビルサイコロとデビルボードよ!」 タプリス「な、なんですか、それ」 サターニャ「説明書きによると……」 サターニャ「まず、ボードに六通りの行き先が表示されて」 サターニャ「サイコロを振り、出た数字の行き先へと向かう」 サターニャ「それを繰り返していき、見事、北海道へたどり着けばクリア、みたいだわ!」 ガヴリール「はぁ……こういうことだろうと思った」 ――――――――――――――――――(02/23)―――――――――――――――――― サターニャ「あ、さっそく、ボードに何か表示されそう」 ドゥルルルルルッ ダンッ ■一投目の行き先 1:りんごがおいしい 青森 2:ごはんがおいしい 新潟 3:みかんがおいしい 松山 4:そばがおいしい 盛岡 5:ふぐがおいしい 下関 6:一気にゴール 札幌 ガヴリール「おいおい、この行き先をサイコロで決めるのか?」 ヴィーネ「明らかに北海道とは逆の方向があるんだけど……」 ラフィエル「四国や中国地方が出たら、厳しいですね」 サターニャ「要は、一発で6を出せば終わりってことでしょ?」 サターニャ「簡単じゃない!」 タプリス「いやいやいや……」 ヴィーネ「ちょっと、サターニャ。始める前に、その説明書見せて」 サターニャ「え? 別にいいけど」 ヴィーネ「なになに……」 ヴィーネ「制限時間は二日後の12 00まで。ただし乗り始めが時間内ならOKとする」 ヴィーネ「制限時間内に北海道へ着かなければ、ペナルティ」 ヴィーネ「途中、別の手段で移動した場合もペナルティ、かつ、移動費全額支払い」 タプリス「ペ、ペナルティって何ですか?」 ――――――――――――――――――(03/23)―――――――――――――――――― ヴィーネ「えっと、どれどれ……、旅行当選者の……死!?」 タプリス「なっ!?」 サターニャ「え、どういうこと?」 ヴィーネ「これクリアできなかったら、あなたが死ぬってことよ、サターニャ!」 サターニャ「は? そ、そんなこと、あるわけ……」 ガヴリール「というかさ。そもそも、こんなの始めなければいいじゃん」 ヴィーネ「ボ、ボードに行き先が表示された時点で、スタートしているみたい……」 ガヴリール「そうか、短い付き合いだったな、サターニャ」 サターニャ「ちょっと! 勝手に殺さないでよ!」 ラフィエル「でも、サターニャさんが死んでしまったら」 ラフィエル「私の人生の楽しみが、八割減になってしまいます……」 サターニャ「あんたは、ただ、面白がってるだけでしょ!」 タプリス「で、でも、さっきの胡桃沢先輩じゃないですけど」 タプリス「クリアすれば良いんですよね!?」 サターニャ「タ、タプリス……」 ヴィーネ「そうね。乗りかかった船だし、がんばってクリアしましょう」 ガヴリール「はぁ、仕方ないな」 サターニャ「ふふっ、それじゃあ私が、最初の一投で終わらせてあげるわ!」 タプリス「せめて、北海道に近づく目で頼みます……」 サターニャ「いくわよ! 何が出るかな、何が出るかな……」 サターニャ「それはサイコロ任せよい!!」ブンッ ――――――――――――――――――(04/23)―――――――――――――――――― コロンコロンッ 『3』 ヴィーネ「3? 3ってことは……」 ラフィエル「四国の松山ですね……」 ガヴリール「こんのっ、バカ悪魔!! 逆方向だしてどうすんだよ!」 サターニャ「し、仕方ないじゃない! サイコロの目なんだから!」 タプリス「……ま、松山まではどうやって移動するんです?」 ヴィーネ「わからないわね……って、ボードに新たな文字が!」 ドゥルルルルルッ ダンッ 『深夜バス』 ガヴリール「深夜バスってマジかよ……」 タプリス「深夜バスって、なんですか?」 ラフィエル「目的地へ向けて夜通し走り続けるバスのことですよ」 ラフィエル「お値段がお手頃で若者に人気がありますが」 ラフィエル「バスのシートに長時間座り続けるため、肉体への疲労がかなり……」 ヴィーネ「もうこれ、罰ゲームみたいなものじゃない……」 タプリス「ですけど、なんかこれも、旅って感じがして良いじゃないですか」 ガヴリール「タプリス。そう言ってられるのも、今のうちだぞ」 タプリス「えっ?」 ――――――――――――――――――(05/23)―――――――――――――――――― ―金曜日20 00 深夜バス内― タプリス「……もう腰が痛くなってきました」 ヴィーネ「ええ、そうね……」 サターニャ「あんたたち、だらしないわね……まだ三十分しか経ってないじゃない」 ヴィーネ「誰のせいだと思ってるのよ!」 ラフィエル「まぁまぁ」ジーッ サターニャ「ちょっと、あんた! 何してるのよ」 ラフィエル「他にお客さんもいませんし、この旅行の様子を」 ラフィエル「動画に収めておこうと思いまして」 サターニャ「ね、寝顔とか撮るのやめてよね」 ラフィエル「うふふ」 タプリス「絶対に撮りそうですね、白羽先輩……」 ガヴリール「で、制限は二日後ってことは、日曜日の12 00か」 ヴィーネ「このバスには12時間乗るみたいだから、到着は明日の朝ね」 タプリス「半日も乗り続けるんですね……うぅ、お風呂入りたいです」 ヴィーネ「目的地が道後温泉ってところらしいから、それまでは我慢ね」 ラフィエル「温泉ですか、楽しみですね」 ヴィーネ「あとは瀬戸大橋も通るみたい」 ガヴリール「通るって言っても、夜中だろ……」 ――――――――――――――――――(06/23)―――――――――――――――――― ―土曜日05 30 香川県内 パーキングエリア― タプリス「……」 サターニャ「……聞いて」 ヴィーネ「……何よ」 サターニャ「……さっき、お尻の肉が取れる夢を見たわ」 ラフィエル「……」 ガヴリール「……」 ヴィーネ「……誰か、瀬戸大橋、見た?」 タプリス「……」 サターニャ「……」 ラフィエル「……松山まではあとちょっとですよ、頑張りましょう」 ―土曜日07 30 松山 道後温泉― サターニャ「松山、到着よ!」 ヴィーネ「みんなお疲れ様……」 ガヴリール「腰、痛すぎ……もう深夜バスには乗りたくない」 ラフィエル「……そうですね、でも」 ラフィエル「ハムスターのように縮こまるタプちゃんは可愛かったです」 タプリス「は、恥ずかしいです……」 ガヴリール「とりあえず、風呂行かないか」 ――――――――――――――――――(07/23)―――――――――――――――――― ―道後温泉 浴室― タプリス「すごいです、なんだか風情があるといいますか」 ヴィーネ「良いお風呂じゃない」 ラフィエル「建物の外観も歴史を感じさせる、良いものでしたね」 ガヴリール「はぁ……いい湯だ、疲れきった腰に効く」 バシャバシャバシャ サターニャ「なはははっ、なかなか良いところじゃない!」 タプリス「く、胡桃沢先輩、他にお客さんが居ないからって」 ヴィーネ「まるで子供ね……」 ラフィエル「そんなところもサターニャさんの、良いところです」 タプリス「おぉ……」 ラフィエル「タプちゃん? どうしました?」 タプリス「え? い、いえ! 何でもありません!」 ヴィーネ「あはは、初めて見たらびっくりするわよね」 ラフィエル「……?」 タプリス「そ、そうですね。言うなれば、メガロポリスって感じです……」 ガヴリール「同じ女とは思えん」 バシャバシャバシャ サターニャ「なははははっ!!」 ――――――――――――――――――(08/23)―――――――――――――――――― ―土曜日09 00 松山駅― サターニャ「あ、ボードの様子がっ!」 ドゥルルルルルッ ダンッ ■ニ投目の行き先 1:夢の直行便 札幌 2:ふぐが食べたい 下関 3:振り出しに戻る 東京 4:魅惑のアイランド 香川県 小豆島 5:一気に最南端へ 鹿児島 6:なぞのまち 大分県 臼杵 タプリス「また、札幌直行がありますよ!」 サターニャ「ふっふっふっ、今度こそ……」 ガヴリール「お前には任せておけん。私が一発で決めてやる」 サターニャ「私に振らせなさいよ!」 ヴィーネ「サターニャは一回目ひどかったからね……」 ラフィエル「そうですねぇ。ここはガヴちゃんに任せましょうか」 サターニャ「ぐぬぬぬ、仕方ないわね」 ガヴリール「さくっと1を出して終了だ」 タプリス「がんばってください、天真先輩!」 ガヴリール「何が出るかな、何が出るかな……」 ガヴリール「それは、サイコロ任せよーい」ブンッ ――――――――――――――――――(09/23)―――――――――――――――――― コロンコロンッ 『6』 サターニャ「何が、私に任せろ、ですって、この駄目天使!」 ガヴリール「アァッ!? お前に言われたくねーよ!」 ヴィーネ「もう、なにしてるのよ……」 タプリス「なぞのまち臼杵って、何ですかね……」 ラフィエル「見当もつきません……」 ドゥルルルルルッ ダンッ 『電車とフェリー』 ヴィーネ「移動手段は……電車と、フェリー!?」 ラフィエル「四国の西端まで行って、そこから海を渡って九州に上陸ですね」 タプリス「す、すごいです! フェリーなんて初めて乗ります!」 ガヴリール「タプリス。それ、フラグな……」 タプリス「えっ?」 ―土曜日10 00 電車内― タプリス「車窓からの景色が綺麗ですね……」 ヴィーネ「本当。深夜バスに比べたらだいぶマシね……」 ガヴリール「おいサターニャ! そのみかん饅頭、私のだろ!」 サターニャ「ふんっ、どこかに名前でも書いてあったのかしら!」 ヴィーネ「あんたたちも、よく飽きないわね……」 タプリス「あははは……」 ――――――――――――――――――(10/23)―――――――――――――――――― ―土曜日12 00 フェリー内― ラフィエル「」チーン ヴィーネ「ラフィがすっかり、船酔いでダウンしてるわね」 タプリス「白羽先輩が倒れてたら、誰が動画を撮るんです?」 ラフィエル「……だ、大丈夫です。固定して、撮って、ますから」 ヴィーネ「プ、プロね……」 ガヴリール「っていうか、これでもう、九州上陸か」 サターニャ「そうよ! もっと四国ですることあったんじゃないの!?」 サターニャ「私たち、お風呂入っただけじゃない!」 タプリス「あははは……で、ですよね……」 ガヴリール「……もう帰りたい」 ―土曜日13 00 大分県 臼杵― ラフィエル「というわけで、大分県の臼杵(うすき)に到着しました」 タプリス「あ、白羽先輩、大復活です!」 ヴィーネ「でも、なんというか……」 サターニャ「イマイチ、九州に来たっていう、実感がないわね」 ガヴリール「こんだけ移動に移動を続けてたらな」 ――――――――――――――――――(11/23)―――――――――――――――――― ヴィーネ「あ、ボードが更新されそう」 ドゥルルルルルッ ダンッ ■三投目の行き先 1:夢の直行便 札幌 2:地獄の深夜バス 名古屋 3:温泉で一休み 別府 4:振り出し寝台特急 東京 5:まだまだ九州 小倉 6:たっぷり九州 鹿児島 サターニャ「一応、札幌の目は毎回あるのね」 ガヴリール「それがベストではあるが……」 ヴィーネ「2だけは絶対に嫌……」 ガヴリール「じゃあ、ヴィーネが振れよ」 ヴィーネ「えぇ……嫌よ……」 ラフィエル「誰が振ったって同じですよ、あまりお気になさらず」 ヴィーネ「……わ、わかったわ」 ガヴリール「あ、3でもいいぞ。たっぷり温泉」 タプリス「いいですね、それ」 ヴィーネ「プレッシャーかけないで、お願い……」 ヴィーネ「じゃあ、いくわよ」 ヴィーネ「何が出るかな、何が出るかな……」 ヴィーネ「それは、サイコロ任せよいっ」ブンッ ――――――――――――――――――(12/23)―――――――――――――――――― コロンコロンッ 『5』 タプリス「5の小倉――」 ガヴリール「そぉいっ!」ダッ コロコロコロッー タプリス「あ、天真先輩! なにサイコロ蹴ってるんですか!?」 ガヴリール「え、何のこと?」 ラフィエル「駄目ですよ、ガヴちゃん」 ラフィエル「あまりにひどいズルをすると、ペナルティを受けちゃいます」 ラフィエル「それに少しだけ北上できますし、良いじゃないですか」 ガヴリール「……ちぇ」 サターニャ「でも、なーんか面白くないわね」 ヴィーネ「し、深夜バスが出なかっただけ良いでしょ!」 タプリス「そうですよ、旅をもっと楽しめると思えば、です!」 ―土曜日15 00 電車内― ヴィーネ「ガヴ、そもそもルールっていうのはね……」 ガヴリール「ああ、わかったよ! 守れば良いんだろ守れば!」 ヴィーネ「わかればよろしい」 タプリス「あ、見てください! ここ、USA駅ですよ!」 サターニャ「ふっ、ついに来てしまったのね、自由の国アメリカまで」 ガヴリール「アメリカの次が、ぶぜんながす駅って、どうなってんだよ」 ――――――――――――――――――(13/23)―――――――――――――――――― ―土曜日17 00 小倉駅― サターニャ「やっとここまで、たどり着いたわ」 ヴィーネ「九州の北端、だけどね」 タプリス「とりあえずは、九州を脱出したいですね」 ラフィエル「あ、ボードの方が……」 ドゥルルルルルッ ダンッ ■四投目の行き先 1:振り出し寝台特急 東京 2:神のまち 出雲 3:地獄の深夜バス 名古屋 4:もう疲れた 一泊 小倉 5:新幹線でびゅん 大阪 6:夢の直行便 札幌 サターニャ「毎回、札幌があるのに、どうしてたどり着けないのよ!」 ガヴリール「そっくりそのまま、お前に返してやる」 サターニャ「あんただって出せなかったでしょ!」 ガヴリール「なんだって!?」 タプリス「お、お二人とも喧嘩はやめてください」 ヴィーネ「でも、さすがに移動続きで疲れたし」 ヴィーネ「札幌には行きたいけど、4の小倉一泊も魅力的ね」 ラフィエル「たしかに、そうですね。あ、じゃあ、今度は私が振ってみますね」 ガヴリール「ああ、任せたぞ、ラフィエル」 ラフィエル「では、いきますよー」 ラフィエル「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」 ラフィエル「それは、サイコロ任せよーい♪」ブンッ ――――――――――――――――――(14/23)―――――――――――――――――― コロンコロンッ 『5』 ガヴリール「5は……大阪か」 ラフィエル「札幌も一泊も、出せませんでした……」 ヴィーネ「気にすることないわ、ラフィ。一歩前進よ!」 タプリス「は、はい! それにわたし、新幹線って初めて乗るので楽しみです!」 ガヴリール「お前、フラグ立てすぎ」 タプリス「えっ?」 ヴィーネ「指定の新幹線が出発するまで、二時間くらいあるわね」 ガヴリール「じゃあ、あれだ。とんこつラーメンでも食べよう」 サターニャ「あんたにしては、良い提案じゃない」 タプリス「わたし、あれやりたいです! 替え玉!」 ガヴリール「いいけど、お前はたぶん食べきれないと思うぞ」 タプリス「そ、そうですか……」 タプリス「おやっさん、替え玉! って、一度、言ってみたかったんですけど」 ガヴリール「何に影響されてんだよ……まぁ、いいや」 ガヴリール「私も食べるの手伝ってやるから、着いたらやってみろ」 タプリス「ありがとうございます、天真先輩!」 ヴィーネ「なんだかんだで、タプちゃんには甘いわよね、ガヴ」 ラフィエル「うふふ、良いじゃないですか」 サターニャ「替え玉なんて、十回頼んでやるわ!」 ――――――――――――――――――(15/23)―――――――――――――――――― ―土曜日19 30 新幹線内― タプリス「すごい、これが新幹線……とても速いです!」 ガヴリール「感想が子供か」 ヴィーネ「でも、暗くて景色がほとんど見えないのが残念ね」 タプリス「そうですね……」 サターニャ「……げふっ」 ラフィエル「あらあら、サターニャさん。はしたないですよ」 ガヴリール「結局、お前は替え玉、三回だしな」 サターニャ「細い麺だからもっといけると思ったのに、くやしい……」 ヴィーネ「これからどんな乗り物に乗るかわからないのに……」 ラフィエル「あら、サターニャさん。鼻から血が……」 サターニャ「え、うそ?」 ラフィエル「ちょっと待っててくださいね」フキフキ サターニャ「ご、ごめん……」 ラフィエル「いいんですよ。ティッシュ、つめておきますね」 サターニャ「あ、ありがと……」 ラフィエル「いえいえ」 タプリス「どう考えても、食べ過ぎが原因ですね……」 ヴィーネ「それと、結構疲れが溜まっているのかもね」 ガヴリール「はぁ……大きい子供、多すぎだろ……」 ――――――――――――――――――(16/23)―――――――――――――――――― ―土曜日22 00 新大阪駅― サターニャ「ここが大阪、コメディアンの街なのね」 ラフィエル「すっかり鼻血は止まったみたいで、よかったです」 タプリス「さすがに少し眠くなってきました」 ガヴリール「そうか? これからが夜本番だろ」 ヴィーネ「超夜型天使……」 タプリス「あ、ボードの様子が……」 ドゥルルルルルッ ダンッ ■五投目の行き先 1:寝台特急 東京 2:寝台特急 新潟 3:深夜バス 長野 4:頼むから一泊 大阪 5:夢の直行便 札幌 ただし朝まで待機 6:新幹線 名古屋 ただし朝まで待機 ガヴリール「ほら、タプリス。もう眠いんだろ」 ガヴリール「4か5、出そうな」 タプリス「えぇ、わたしがですか!?」 ヴィーネ「そうね、順番的にはタプちゃんかな」 サターニャ「早く振りなさいよ」 タプリス「わ、わかりました。何が出ても怒らないでくださいね!」 タプリス「何が出るかな、何が出るかな……」 タプリス「それは、サイコロ任せよーい」ブンッ ――――――――――――――――――(17/23)―――――――――――――――――― コロンコロンッ 『2』 ガヴリール「寝台特急ぅ?」 タプリス「ひぃっ、ごめんなさいごめんなさい!」 ヴィーネ「でも、寝台よね? 深夜バスよりはマシなんじゃ」 ラフィエル「それに新潟ですから、だいぶ北へ移動できるのもプラスですよ」 ラフィエル「タイムリミットの明日の12 00まで、時間がありませんから」 サターニャ「決まったの!? ほら、どこでも良いからさっさと行くわよ!」 ガヴリール「お前絶対、目的忘れてるだろ」 ヴィーネ「自分が死ぬかもしれないってのに、呑気ね……」 ―土曜日23 00 大阪駅構内― ヴィーネ「みんな、緊急事態が発生したわ」 タプリス「そ、そんな改まって、どうしたんです?」 ヴィーネ「私たちの人数は五人。それに対して……」 ヴィーネ「ここにある寝台券は、四人分」 みんな「な、なんだってー!?」 ラフィエル「どうしてそんなことに……」 ヴィーネ「なんか明日、新潟で大型イベントがあるらしくて」 ヴィーネ「結構、お客さんが多いみたい」 ヴィーネ「それで一人だけ、自由席、になっちゃったの」 ガヴリール「一晩、自由席って……深夜バスよりもつらいぞ……」 ――――――――――――――――――(18/23)―――――――――――――――――― サターニャ「私はパスよ。だって、お尻の肉がまた取れるかもしれないし」 ガヴリール「それは夢の話だろ、バカ」 サターニャ「バカとは何よ! このダメ天使!」 ガヴリール「あ、なんだって!?」 タプリス「ケ、ケンカはやめてください!」 タプリス「元はと言えば、わたしが新潟行きを出してしまったのが悪いんです」 タプリス「ですから、わたしが自由席にいきます」スッ ラフィエル「タプちゃん……」 ヴィーネ「こんなにかわいい後輩を自由席に一人……」 ヴィーネ「座らせることなんて、できないわ」 ヴィーネ「私が、自由席に行く」スッ ガヴリール「ヴィーネ、お前にだけ良い格好させるかよ」 ガヴリール「私が、行けば済む話だ」スッ ラフィエル「だめです、ガヴちゃん。天使として、みなの手本となるために」 ラフィエル「私が一人で、自由席へ」スッ サターニャ「何よ、あんたたち! それじゃ私が、格好悪いみたいじゃない!」 サターニャ「ふふっ、自由席はね! この大悪魔のサタニキア様に任せなさい!!」 みんな「どうぞどうぞ」 ―日曜日01 00 寝台特急内 自由席― サターニャ「……」 サターニャ「……お尻いたい」クスン ――――――――――――――――――(19/23)―――――――――――――――――― ―日曜日09 30 新潟駅― ガヴリール「ふぅ……やっと着いたか」 ラフィエル「寝台も結構、辛かったですね」 ヴィーネ「そうね、背中が痛くなっちゃった」 タプリス「み、みなさん……く、胡桃沢先輩が」 サターニャ「……お尻」クスン ラフィエル「よく頑張りましたね、サターニャさん」スリスリ サターニャ「……」コクッ タプリス「あ、ボードが更新されそうですよ!」 ドゥルルルルルッ ダンッ ■六投目の行き先 1:振り出しに戻る 東京 2:ちょっと戻る 金沢 3:ちょっと進む 山形 4:太平洋を見よう 仙台 5:北海道はもうすぐ 青森 6:一気に上陸 北海道 ガヴリール「というか今、09 30だよな」 ヴィーネ「タイムリミットの12 00まで、もう時間がないわ」 ラフィエル「到着時間ではなくて、乗り込むまでの時間で良いみたいですけど」 ガヴリール「それでも、東京とか青森とかが出たらアウトってことだろ?」 ラフィエル「そうですね……」 サターニャ「……私がやる」 ――――――――――――――――――(20/23)―――――――――――――――――― タプリス「胡桃沢先輩、ふ、復活して……」 サターニャ「私の命がかかってるのなら……」 サターニャ「他の誰でもない、私の手で、すべてを終わらせてあげるわ!」 サターニャ「この大悪魔である、サタニキア様がね!」 ヴィーネ「サターニャ……」 ラフィエル「随分なやる気ですけど、サイコロですからね……」 ガヴリール「自分の命が終わらなきゃいいけどな」 タプリス「胡桃沢先輩、ファイトです!」 タプリス「先輩ならきっと、できますよ!」 サターニャ「ふっ、当然っ!!」 サターニャ「行くわよ!! 私の生き様! 見てなさい!!」 サターニャ「何が出るかな! 何が出るかな!!」 サターニャ「それは、サイコロ任せ……よいっ!!!」ブンッ タプリス「……お願いっ」 ――――――――――――――――――(21/23)―――――――――――――――――― コロンコロンッ 『6』 サターニャ「えっ」 ヴィーネ「うそ……」 タプリス「胡桃沢先輩! やりました! 6です!」 ガヴリール「こいつ……本当にやりやがった」 ラフィエル「そうですかそうですかぁ」 サターニャ「やったぁぁぁぁぁっ!!!」 サターニャ「見なさいっ! 私の完全なる……」 サターニャ「大勝利よぉぉぉぉっ!!」 タプリス「おめでとうございます……ぐすっ、本当に!」 サターニャ「なーに、あんたが泣いてるのよ」 タプリス「だって……胡桃沢先輩の命が助かったんですよ!」 サターニャ「だから、終わらせてやるって言ったでしょ!」 タプリス「はい……はいっ!」 ガヴリール「でも、これでようやく、北海道上陸か……」 ラフィエル「長かったですね、二日もかかるなんて」 ヴィーネ「飛行機なら、一時間半くらいなのにね……」 ――――――――――――――――――(22/23)―――――――――――――――――― タプリス「あれ? でも、移動手段が書いてませんね」 サターニャ「別に北海道に着くなら、なんでも良いでしょ」 ヴィーネ「あ、ボードに追記されるみたい」 ドゥルルルルルッ ダンッ 『フェリー 18時間』 タプリス「はわ、はわわわわ……」 ヴィーネ「18時間、日本海の荒波の中……?」 ガヴリール「なんでだよ! スッと行かせてくれよ!」 サターニャ「なははははっ! 海の女に、私はなるっ!」 ラフィエル「」チーン みんな「もう、嫌だぁぁぁぁぁぁっ!!」 タプリス(こうして、重い足取りでフェリーに乗り込んだ、わたしたちは) タプリス(翌日の早朝、満身創痍で北海道に上陸しました……) おしまい ――――――――――――――――――(23/23)―――――――――――――――――― SS一覧へ このページのトップへ 感想コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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戦わなければフラグが立たない! 「私、有機体の生理現象はよくわからないけど、イライラするのよ」 「私はただ、佐々木さんとラブラブになりたかっただけなのです……」ショワショワ 「会長は、私の大切な人だから……」 「--人間は、みな、らーいだVすりゃあ?……」 「……私の占いはあたる」 「ご、吾郎ちゃんて誰ですかぁ?」 「止めてやるわ!(私がメインじゃない)こんな戦い!」 「私は、キョンに命を与えるために戦っている!」 仮面ライダー涼木(りょうき)! 日曜の朝からやってたりしたらいいな。 佐々木さん、仮面ライダー涼木の巻
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475 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2010/06/10(木) 18 58 24 ID ??? 乙女ゲRPG少ないからマジで欲しい 勇者の仲間として世のため人のために旅をする王道ルートがメイン 特定ポイントでパーティを抜け出せる機会がちょくちょくありその時の行動によって 旅の目的や展開、ラスボス、攻略対象との関係が変わってくる 一人で旅を続けたり、利害の一致した他キャラと組んだり勇者の下へ戻ったり 鬼フラグを立てれば他キャラを釣って勇者の下に戻ることも可能 強制共通イベントが発生するまでは自由に立ち回りができる また出戻りした回数や前のキャラと再会した時等にイベント追加やシナリオ分岐がある 主人公(19歳) ある理由で田舎村の厄介になっていたが この村にモンスターの襲撃があったことにより状況が一変、旅に出ることになる それなりに戦え、薬学やアイテムの知識がある 勇者 色々ヤバいことになっている世界を救う為に旅をしている青年 率先して事件に首をつっこみ巻き込まれたフリをして解決するのがいつものやり方 たまたま村に立ち寄っていた際主人公を無限ループ選択肢でスカウトした 主人公に対してはやや強引でツンデレっぽいが実力は認めている そこそこ有名で実力もあるが過去や出身などは不明な点が多い 村人 通常はサブキャラとして一生を終える予定の田舎村人 最初のボス(ザコ)戦で負けると勇者他数名のフラグが折れメインの攻略対象になる 穏やかだがヲタ気質で植物や鉱物への興味がハンパない 薬局を開くことになり戦いとはほぼ無縁のマッタリした村人生活をおくることができる あとムキムキ戦士とか露出高すぎな魔法使いとかワイルド系賞金稼ぎとか おれたちゃ海賊とかワケありの美女とかミステリアス男子とか双子のロリショタとか色々
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登録日:2010/04/18 Sun 10 57 46 更新日:2023/10/17 Tue 01 37 24NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 3号ライダー 3号ライダー←正確には4号ライダー エンドオブワールド カラミティガンダム スーパー弁護士 ゾルダ チームエグゼイド ブーステッドマン マグナギガ ミドライダー ワンマンアーミー 一斉射撃!様々な重火器で戦う、緑のライダー 不治の病 井上キャラ 仮面ライダー 仮面ライダーゾルダ 仮面ライダー龍騎 仮面戦隊ゴライダー 傲慢 右斜め45度 土下座 宇宙船 小田井涼平 常人 平成ライダー 弁護士 強い銃ライダー 悪徳弁護士 押川善文 歩く武器庫 歩く火薬庫 消えない虹緑 涼平 濡れ手で粟 濡れ手に粟 病人 純烈 自己中 良くも悪くも欲に忠実 銃ライダー 銃使い 高飛車 俺は、人間の欲望を愛してるんだよ 北岡(きたおか)秀一(しゅういち)とは、『仮面ライダー龍騎』の登場人物。30歳。 演:涼平(現:小田井涼平) ◆概要 有罪(クロ)を無罪(シロ)に変えることが出来る(自称)スーパー弁護士。 だが金次第で動いたりする悪徳弁護士であるため、他の弁護士や被害者側からの評判はすこぶる悪い。 その一方で、法外な報酬を請求したり、金を使い込んだりして、依頼者から恨まれる事もある。 好きな言葉は『濡れ手で粟』。 ◆人物 性格は傲慢で高飛車、自己中心的。 その性格のためか学生時代は友達がおらず吾郎とめぐみ位しか親しい人間がいなかった。 他人を陥れたり不意討ちが大好きだったり良い人間では無いが、悪人に撤しきれない面もあり、 散々助けないと公言していた吾郎を自らの危険を顧みず助けに行こうとしたり、入院している少女の母親のために入院費を全額出したこともある。 実は本人も不治の病を患っており、永遠の命を求める為にライダーバトルに参戦する。 秘書の由良吾郎に対しては強く信頼する一方、元秘書で恋人であっためぐみのドジっぷりにはうんざりしている。 桃井令子に惚れていてアプローチをかけるが、相手にされてない。 頭の回転が早いうえに口が非常に達者である。 例を挙げるなら。 袋小路に追い込まれ、凶行に走ろうとする浅倉を前に絶体絶命の状況であっても、命乞いをして時間稼ぎをし警察を呼んで浅倉を逮捕させる。 英雄という存在に異常に固執していた東條悟に対し放った『英雄っていうのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ』の一言は東條を激しく動揺させる。 ただどちらも自身の逃げる隙を確保する為の行動であり、特に後者はよく勘違いされるので注意。実際は東條の動揺を誘うだけの方便だったのだが(*1)、不安定な承認欲求から「英雄になりたい」としている東條にこの台詞は非常に刺さり、脱落まで追い込む事となった。 城戸真司や秋山蓮と出会った時は本来の傲慢さ剥き出しで、事件に巻き込まれた真司がライダーと知るや、巧みに誘導して有罪に仕立て上げようとしたり、ゾルダ=吾郎と勘違いした真司に吾郎を倒させるふりをして精神的ダメージを与えたりしたが、蓮や令子の機転に敗れた。 その後真司とは腐れ縁のような間柄になり、口喧嘩しながらも協力してモンスターと戦うことが多い。 真司は真司で少なからず尊敬していたり、協力の際に嫌々だったが病により不手際を見て代わりにカードを使用した事もあった。だが装着するのはゾルダ。 北岡も北岡で餃子等、料理の腕前を評価していたり、蓮と同じく多少なりとも彼に感化されて初登場に比べたら比較的マイルドな性格になっている。 一方の蓮とも時として協力することもあるが、基本的に敵対しているためライダーバトルに発展することがあるが食事や共闘等と三人でつるむ機会がよくあった。 二人とはそんな関係で根が悪人ではないのとライダーのデザインモデルもあってかヒーローショーやお祭り作品等のゲーム作品では龍騎・ナイト・ゾルダと三人での出番がある事が多い。 作中でも急かされたTVSPを除けば、二人と本格的な戦闘にはほとんど発展していない。 自分が担当しながらシロに出来なかった浅倉威から恨まれており、ライダーバトルでも敵視されている。 本人も一時とはいえ浅倉を弁護した事は後悔しており、彼を明確に倒すべき敵と認識している。実際初対決では殺す気で王蛇相手にエンドオブワールドを仕掛けた(王蛇がガイを盾にしたため無傷だったが)。 当時の児童誌では「みんなよけろ。おうじゃだけはゆるせない!」と明確に王蛇相手にエンドオブワールドを使う事を宣言している(TV本編では「こういうゴチャゴチャした戦いは好きじゃない」と全員一掃しようとしていた)。 時として浅倉を罠にかけて警察に逮捕させたが、新たに浅倉の担当弁護士となった森本弁護士が余計なことをしたために結局は脱走を許してしまう。 特に後半は願いよりも浅倉との決着を望んでいる傾向がある。 ポジション的に3号ライダー扱いだが、実は4号ライダーである。 ◆仮面ライダーゾルダ 主なスーツアクター:押川善文 機械的な緑色のボディが特徴的な仮面ライダー。 戦車がデザインモチーフ。名前の由来は恐らくドイツ語で「兵士」を意味する「ゾルダート」。 所有カードはほとんど銃火器類の召喚で、銃撃戦を得意とする。 攻撃力ならばライダーの中でトップクラスだが、その分スピードが遅い。 砲撃、射撃戦に特化していると思われがちだが後述の通り接近戦用のカードもあるので北岡が接近戦を好まないだけで実際の所はフルレンジで戦えるオールラウンダーである。 北岡自身も接近戦が苦手というわけでもなく劇中接近戦にも十分に対応していた。 武器の装着やライドシューター搭乗時に使用するハードポイント「ジペットスレッド」が他のライダーよりも多く設けられている。 頭部側面には戦車の無限軌道をイメージしたチェーンによる回転ギミックが設けられている他、 龍騎・ナイトと同じく初代ライダーのオマージュが盛り込まれており、額に短い触角が付いている。 目も存在しており、PS版OPや初登場時はフェイスシールド奥のモノアイが赤く点滅している。 【契約モンスター】 マグナギガ 身長:285.0㎝ 体重:510.0㎏ 特色/力:全身にある射撃武器、堅牢なボディ バッファロー型の契約モンスター。6000AP。 ミノタウロスと二足歩行のロボットを融合したような姿で、メカニカルなデザインと身長285㎝という巨体(*2)が特徴。 全身が重火器の塊であると同時に、強固な鋼鉄の巨体は盾代わりになったりする。 ミラーモンスターの中でほぼ不動なのはマグナギガくらい。 そもそも作中で動きを見せないので、歩けるのか、歩けたとしても歩く気力はあるのか謎は多い。 事実、龍騎とゾルダが共闘した際には盾として使われ、最終回ではエンドオブワールド発動のために呼び出されるも発動に間に合わず王蛇のファイナルベント、ドゥームズデイが直撃しジェノサイダーのブラックホールに吸い込まれて消滅した。 野良モンスターだった場合どうやってエネルギーを吸収するかは不明だが、おそらく持ち前の武器で標的を撃ち落とすのだろう。 こんな状態なので、ファンからは「契約破棄しても捕食からは逃げ切れるのでは?」という議論の対象になったりもしている。 因みに全く動かないのはメタな理由を言うとスーツが重過ぎる故アクションに耐えられないため。 【召喚機】 マグナバイザー 拳銃型の召喚機。 ゾルダのメインウェポンとして使用される。 発射される弾丸は破壊力・連射力ともに凄まじく、零距離で連射すればライダーも吹き飛ばせる。 スライド部のスロットルレバーを引いた後、トリガー前部にあるマガジンスロット部にカードを装填する。 非使用時には右腰のジペットスレッドにマウントする事ができる。 構造上、第26話のように右手を負傷するとカードの装填が出来なくなるが、北岡の場合は龍騎のドラグバイザーで代わりに使わせるというやり方で切り抜けている。 【所有カード】 アドベント マグナギガを召喚。 シュートベント ギガランチャー:マグナギガの両腕を模した大型キャノン砲。2000AP。 長距離から一撃でビルも破壊できる絶大な破壊力の高圧エネルギー砲弾を放つ。ゾルダが最も使用した武器。 だが、威力面や使いやすさではギガキャノンのほうが上という不思議な設定。 ギガキャノン:マグナギガの両脚を模したビーム砲。3000AP。 ギガランチャーとは異なり、背中に装着するので両手を空けながら使用できる。 ストライクベント ギガホーン:マグナギガの頭部を模した格闘武器。2000AP。 プロップは実際に製作されており、スチールや撮影会では確認出来るが、結局劇中未使用。 アドベントカードのイラストやゲームでは銃口らしき部分から火を吹くという描写がされており、実際エンドオブワールドの際も頭から攻撃がなされている。 戦闘スタイルの都合上、近距離戦の機会がなかったのだろう。 ガードベント ギガアーマー:マグナギガの腹部を模した盾。3000GP。 防御よりもギガランチャーとの合体で反動を無くす役割が多い。 ギガテクター:マグナギガの膝を模した装甲。1000GP。 肩に装着されるが、劇中未使用。 なお、ややこしいがマグナギガの膝装甲そのものも「ギガテクター」という名称。 何故か公式で無かったことにされやすく、今でも幼年向け・大人向け書籍での記述、各種玩具やゲーム作品等での存在の有無はバラバラである。 おそらく東映ではなくバンダイ側で設定したためと思われるが、近年の「アドベントカードアーカイブス」やS.H.Figuartsではギガテクターに触れられていない。 ファイナルベント:エンドオブワールド マグナギガでの一斉射撃。7000AP。 発動する際はマグナバイザーをマグナギガの背中に装着する。 マグナギガの全身から大量のミサイルやレーザーが発射されるという、ド派手な演出でインパクトが高い。 ライダーの必殺技の中でも範囲が広い上に威力がかなり高く、仮面ライダーガイに致命傷を負わせ、ナイトや王蛇にも大ダメージを与えた。 しかし発動から発射までには、 カード装填→マグナギガ出現→マグナバイザー装着→全砲門解放→発射 と地味に手間がかかる。 更にマグナギガの移動能力が低いせいで召喚するとその場からほとんど動けず、間合いを測り直すことが出来ないなどの難点もあり、発射前に阻止されてしまうこともあった。 ネタバレ ライダー同士の幾多の激しい戦いを繰り返すことで病状が悪化し戦うこともままならなくなり、入院していたことで生き残ったライダーの召集にも応じられなかったため、遂には神崎士郎からもライダーバトル脱落を宣告されてしまう。 ライダーバトル脱落を受けて残りの短い余生を少しでも楽しもうと考えた北岡は幾多のアプローチの末、令子をデートに誘うことに成功する。 しかし、デートの日を目前にして北岡は心残りだった浅倉との決着をつけようと考えていた。 だが…… 北岡「それにしても、今日は天気が悪いね。吾郎ちゃんの顔が、見えないよ……」 吾郎「!? っ……」 外は太陽の光が降り注ぐほどの『快晴』だった。 デート当日、令子ではなく浅倉の前に姿を現したゾルダは王蛇と激突するが敗北、致命傷を負って変身が解かれるがその正体はゾルダのデッキで変身した吾郎だった。 ゾルダは最初から変身後の姿で戦闘中も掛け声程度であったため、視聴者からも吾郎がゾルダであったことは驚かれた。 一方の北岡は、デートにも決闘にも行くことはなく、事務所のソファで眠るように息を引き取っていた……。 最終話の「ライダーのいない平和な世界」にも登場。 裁判に向かう途中、報道陣から受けた「裁判に勝てる自信は!?」という質問に対しては、「スーパー弁護士ですから」と答えた。 またその際、彼の視線は令子をしっかりと捉えていた。 ●TVSP 13RIDERSでは浅倉の担当弁護士だが、自分と真司の失態により脱走を許してしまった。 自らの欲望に忠実であるため真司の協力要請を蹴り、高見沢逸郎と一時的に協力して反乱分子になる可能性のある真司や蓮を攻撃した。 ●劇場版 TVシリーズ同様、戦いを止めようと叫ぶ真司に一定の理解を示してはいるものの、同時に「耳を貸す奴は(自分を含めて)ここには居ない」とばっさり切り捨てている。 また浅倉のみならず浅倉によって姉を殺された霧島美穂からも、浅倉を弁護した件で恨まれていた。 その事から罪悪感を感じており、王蛇に押されていたファムを助けたが、憎しみのままに反撃するファムに手傷を負わされた。 美穂の憎しみを知ってからライダーバトルに虚しさを覚え、結局ゾルダとして戦うことを放棄して吾郎と共に残りの人生を生きることに決めた。 しかし玲子をデートに誘った後どうなったかは不明である。 デッキを放棄していたため、恐らく……捕食で吸収ではなく、そのまま吸収か? ちなみにDC版の追加シーンでは令子さんも行く気満々だった。 良かったね、北岡さん。 ●仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦 『仮面ライダーディケイド』などでゾルダというキャラ自体は出演したが、ついにライダー春映画においてオリジナルキャストのゾルダが登場。 作中では霧野エイトが作った「超スーパーヒーロー大戦」なるゲームの世界に住むキャラクターとしての設定で出演。 「仮面ライダーエグゼイド」の主人公である宝生永夢が組む「チームエグゼイド」の緑枠として選ばれた。 ちなみに緑枠として北岡を推薦したのは、ビートバスターこと陣マサト。 武器はマグナバイザーのみでマグナギガやアドベントカードは未使用。 選ばれた際には、東條に向けてはなったあの台詞を(超余裕の態度で)言い放ったり、参加の条件として契約書を取り出したりした。もっとも、上記の通り例の台詞の意味を踏まえると、ここで言っていたのは特に深い意味はなくファンサービス的なものだと思われる。 更に何故か電王(モモタロス)を吾郎ちゃんと呼ぶ。 チームエグゼイドでは、決勝戦にてチームゲンムに参加していた同じ銃ライダーである仮面ライダー龍玄を相手に苦戦の末に撃破するなどの活躍をした。 チームエグゼイドのメンバーが「仮面戦隊ゴライダー」への変身権を得るとミドライダーに変身し、アンドアジェネシス撃破に貢献。 ショッカー首領三世率いる軍団との最終決戦では超スーパーヒーローカードから現実世界に出現し、エグゼイド達に加勢。 しかし、活躍する暇もなく他のチームエグゼイドのメンバー達と共に撃破されてしまい、ゲームの世界に戻されることとなった。 ちなみに、小田井涼平氏は「エグゼイドの世界観における北岡」という雰囲気を意識して演じたとのこと。 ●RIDER TIME 仮面ライダー龍騎 中の人のスケジュールが合わず北岡先生は未登場。代わりに吾郎ちゃんがゾルダになった。 ●小説版 小説版でも5人のメインライダーの一人として登場。ただし性格付けはTVSP版に近い。 地の文において端正な顔立ちが強調されており、スーパー弁護士としての名声と財産を併せ持ち、さらには5人の彼女まで居るという超勝ち組。 「ライダーの戦いを止めたい」という真司には一切共感を示さず、仮面ライダー王蛇こと浅倉威の情報を彼に教える事で共倒れさせようと企む。 勿論、他のライダー達が乱闘しているところにエンドオブワールドをブチ込むなどの行動も健在。 今作では彼の病気は脳の障害から来る若年性アルツハイマーとして描写されており、物語が進むごとに病状が悪化。弁護士業に支障をきたし、挙句には吾郎の事すら忘れてしまった。 結局、TV版同様に吾郎がゾルダとして王蛇との決戦に挑むのだが、その裏で彼は幼児退行して指をしゃぶる事にひたすら没頭していた……。 【余談】 当初は龍騎とナイトに続きサバイブカードを使用し仮面ライダーゾルダサバイブとなる予定だったことが、『テレビマガジン特別編集 仮面ライダー龍騎』で明かされている。 しかし結果的にはボツとなり、代わりにライバルである浅倉が変身する王蛇が放送終了から20年後にサバイブ化している。はっはっは、ゆかいだぜ。 結果としてゾルダは龍騎・ナイト・王蛇を合わせた4人の主役ライダーの中で、現在に至るまで唯一サバイブ化されていないライダーとなっている しかも、サブライダーのライアやリュウガは雑誌企画などのIFでサバイブ化しているにもかかわらず、ゾルダはイラストすら制作されていない不遇ぶりである。 演じた小田井涼平氏(当時の名義は「涼平」)は、オーディションでは放送当時32歳だったが、本作のオーディションの募集要項には「20代」という制約があったため、サバを読んで応募したという。 その後、小田井氏は2次元にて種の薬中三人組の一人を演じ、ゾルダに似た特性のMSに乗りタツロット声のパイロットに倒された。 3次元では、かつてガオブラックを演じた酒井一圭氏の元、仮面ライダーギルスを演じた友井雄亮氏、カブトライジャーを演じた白川裕二郎氏、そして交通事故から生還した強運を酒井氏に買われた後上翔太氏と共にムード歌謡グループ「純烈」として音楽活動に励み、各地の銭湯を巡るうちにグループの人気が上昇。紅白出場・レコード大賞へのノミネートなど一気にスターダムにのし上がった。 角忍の世界でも彼の仕事仲間として登場している。 そして2021年には『スーパー戦闘 純烈ジャー』にて本人役で出演し、「メカニカルなアンテナやマウスガードをマスクに備え、銃で戦う」というゾルダを意識したヒーロー(*3)、純ブルーに変身。スナイプそっくりの悪人と銃撃戦を繰り広げた。 2022年には続編『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き⭐︎御免』で再び純ブルーとなり、武器もただのリボルバー拳銃からマグナバイザーをオマージュしたデザインにアップグレードされた。 小田井氏は同年に純烈を脱退することを発表したが、その後任としてなんと仮面ライダーバースを演じ、初代『純烈ジャー』にも敵キャラとして出演していた岩永洋昭氏が加わることが明らかになっている。緑の不治(の病)のライダーが抜けて緑の不治(の怪我。でも完治)のライダーが入った。 当時のガンダム雑誌では、ガンダムが好きな涼平氏に自分オリジナルのガンダムのイメージを聞いた。 それを元にして、ゾルダのデザインも手掛けたバンダイ・プレックスのデザイナーが協力。 そしてゾルダっぽいガンダムとマグナギガっぽいガンダムが出来上がった。 これに涼平氏は大喜びし、そのデザイン原画は本人にプレゼントされた。 涼平氏は特撮系雑誌「宇宙船」のコーナーで主にライダー系のフィギュアやバイクを改造しており、ファンならばニヤリさせられるだろう。 「吾郎ちゃん、俺の代わりに追記・修正しておいてよ」 吾郎「ハイ、先生」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ この人の不治の病って脳腫瘍辺りだろうか。心臓とかなら最終回前で目が見えなくなるのは変だし -- 名無しさん (2018-11-17 00 06 43) ↑どこかで読んだが、腫瘍だと「吾郎ちゃんの弁護をしている間に手遅れになった」という作中の話ともマッチするんだよね -- 名無しさん (2019-01-11 11 46 46) 大分上のコメントに対してだけど、「彼が主役の逆転裁判(ry」よりもライバル弁護士として逆転検事に出た方が面白そう -- 名無しさん (2019-01-11 12 39 11) 悪人寄りの偽悪者って印象 -- 名無しさん (2019-02-02 21 42 57) 陥れ事はあってもカニ刑事とか東條みたいに無駄な犠牲とかのリスク犯さなし自分と同じ環境の人間には優しさ出ちゃうからな 後半は城戸に感化された部分あるし -- 名無しさん (2019-02-13 16 42 01) ヒロアカ全否定 -- 名無しさん (2019-03-03 14 58 57) ↑あのセリフなら適当に言っただけで逆のことも言うと思うよ -- 名無しさん (2019-04-01 23 08 03) 「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」で -- 名無しさん (2019-04-09 20 30 41) ↑誤爆 「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」では吾郎ちゃんがゾルダってことはやっぱりもう病気でってことなのか? -- 名無しさん (2019-04-09 20 32 16) ↑吾郎ちゃんの台詞からして浅倉との一騎打ちで負けて死んだ可能性は高い。じゃあなんで吾郎はその事知ってるんだ?とか疑問は色々残るが -- 名無しさん (2019-04-18 15 51 02) 少なくとも病死にせよ戦死にせよ既に北岡秀一はこの世を去っていてゾルダのデッキの所有権は吾郎ちゃんに移ってる事は確定なんだよね… -- 名無しさん (2019-04-18 16 31 59) 吾郎ちゃんを信頼している時点で悪人というイメージは薄れる 吾郎ちゃんが居ないor吾郎ちゃんの性格が醜悪な場合は除くが -- 名無しさん (2019-05-18 14 08 13) コメント欄のログ化を提案します。 -- 名無しさん (2020-04-29 10 23 35) ログ化しました -- (名無しさん) 2020-05-04 10 11 23 仮にサバイブになったらマグナギガがバイクになるにしても、何になるんだろう、あれですか、仮面ライダーWのアクセルガンナーとかハードガンナーみたいな半戦車半バイクですか -- (名無しさん) 2020-08-06 20 55 54 ↑ 遅そう...ひき逃げアタックしても避けられるのでは -- (名無しさん) 2020-11-10 21 35 24 ガンダム好きの涼平さんもニッコリなバイク戦艦とか -- (名無しさん) 2020-12-23 09 39 36 ゴチャゴチャした戦いは好きじゃないけど準備さえ間に合えば一番ゴチャゴチャした戦いに向いてる必殺技 -- (名無しさん) 2021-01-10 00 30 45 マグナギガは契約破棄したら…全く動かないけど実際はワープを繰り返しながら襲ってくるんじゃないかね -- (名無しさん) 2021-02-22 19 46 12 対ライダー戦ならファイナルベントとかギガランチャーとか大技じゃなくてマグナバイザーでデッキに集中射撃した方が有効だと思う。蟹も実質それで死んだようなもんだし -- (名無しさん) 2021-06-11 11 48 22 悪ぶってるけど、某許されざる捜査官に「お前に明日は来ない」って宣告される程の外道じゃないと思う。 -- (名無しさん) 2021-06-19 08 31 57 どう足掻いてもこの人にとってライダーバトルはデスゲームだったんだな。勝者になったら優衣の復活のための生け贄にされ、敗者ならそのまま戦死。長引けば病死だし -- (名無しさん) 2022-06-22 04 15 39 エンドオブワールドは意外と敵を倒してないというか、ライダーには一度もとどめをさしてない(ドラゴンナイト除く)。 -- (名無しさん) 2022-07-01 06 04 53 この人の病気については糖尿病説も見たことあるなあ。劇中の断片的な病状の描写とも割と辻褄が合うとかなんとか -- (名無しさん) 2022-07-09 00 51 48 仮面ライダーの主人公の大半は「別に英雄になりたいわけじゃないし」で終わると思う -- (名無しさん) 2022-11-07 16 31 25 アウトサイダーズでは王蛇のジェノサイダーを構成するモンスターを持つガイ、ライアと戦うモブとして登場。尺の都合もあっただろうが、北岡でも吾郎でもないらしく、ディケイドの検事ゾルダにも近くないという印象。王蛇に倒された者、ウシ科繋がりならインペラーでもよかったと思う。 -- (名無しさん) 2023-01-29 18 25 33 どう考えてもメリットの少ない浅倉や吾郎ちゃんの弁護もちゃんとするのが意外。描かれなかったけど弁護士の矜持とかあったのかもしれないな。 -- (名無しさん) 2023-05-06 20 48 10 マグナギガがサバイブ化したら555のジェットスライガーみたいな巨大バイクに変形しそう -- (名無しさん) 2023-06-12 12 45 21 言っている事は最低だけど決して間違いではないと思う。「他人のための自己犠牲は美くしくないし、最低だから強い」という蓮に非難された台詞は好き。自分以外の他人を理由にあれこれするということは主体性を失う危険性があり、意図せずして神崎の弱さをいち早く北岡はついていた。 -- (名無しさん) 2023-09-01 15 37 18 永遠の命を願いとしていた北岡だが、神崎の傀儡のオーディンのゴルトフェニックス(不死鳥)、真司のドラグレッダー(国によっては不老不死の伝説もある)、蓮のダークウイング(吸血鬼のモデルで野生化で長生きした記録もある)、因縁深い浅倉のベノスネーカー(古今東西、蛇は死と再生の象徴)といった契約モンスターのモチーフの生物は北岡が求めていた命の伝説や生態を持っていたりする。ついでに甲殻類のシザース、サメのアビスも種類によっては長生きできる生物である。 -- (名無しさん) 2023-09-08 08 23 52 名前 コメント すべてのコメントを見る
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721 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/07/09(水) 16 34 42 ID ??? 前にコンベで出会った困ったちゃんを暇なんで投稿しておく。 DX平安の妖怪で食った人間に擬態の仮面と異能の指先で化けて次の獲物を探す食人鬼を作ったPLが居た。 GMは難色を示すもちゃんとロールするから大丈夫とゴネられて結局OKを出した。 そして、そいつはミドルでGMも含めた全員がメタで止めるのも聞かずに他のPCのシナリオロイスの 姫を食って化けようとした。 そこでGMが姫の側にサプリキャラを配置したら、GMを吟遊扱いして帰って行った。 ちゃんとロールするとはちゃんと食人鬼のロールをするという事だったのかというはなし。 723 名前:721[sage] 投稿日:2008/07/09(水) 16 39 57 ID ??? 721 サプリキャラ→× サンプルキャラ→〇 スレ188
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麻生内閣メールマガジンの「太郎ちゃんねる」とは別物です。 当初は、Rimoのユーザチャンネルを作ってみる試みでしたが、Rimoのサービスが終了してしまったので、これからは関連動画を追加していこうかと思います。 最終更新日時:2010年10月06日21時57分47秒 Video Podcast:麻生太郎閣下の演説がi-Podで楽しめますよ! 麻生太郎を持ち歩こう - 麻生太郎氏の演説をVideo Podcastで無料配信中 クリックすると iTunes Store の Podcast Site に自動的にジャンプします(iTunesが必要です)2009年8月8日の東京都墨田区業平の演説をUPしました。 最終更新日時:2010年10月06日21時57分47秒 Youtubeに上がったものを随時追加していきます。 http //youtube.com/watch?v=5UoOiqmf58o http //youtube.com/watch?v=VQfX8OM--y8 http //youtube.com/watch?v=QE1Vfh8rlsU http //youtube.com/watch?v=1TbQ2Ib08F4 http //youtube.com/watch?v=G8OeYcJR3Gg http //youtube.com/watch?v=e10t2cALLVU http //youtube.com/watch?v=SXSbz5uU8YU http //youtube.com/watch?v=lHorersUUD8 http //youtube.com/watch?v=42sW52z2stw http //youtube.com/watch?v=wxtbxkJMCAQ http //youtube.com/watch?v=JoxU1IuNvlg http //youtube.com/watch?v=RNelPVHFzaw http //youtube.com/watch?v=8pdKC1E-oac http //youtube.com/watch?v=8ajldQLe7u8 http //youtube.com/watch?v=H3lpZvzobtw http //youtube.com/watch?v=yE6DSTDA0vY http 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TENGA(10代/女) 2007-07-29 05 34 51 最高のステージをありがとう 慎吾君と木村君のステージ鳥肌が立ちました。さすが19年来のなまか!男の人にしか分からない関係ですね。ガンダーラは知らなかったけどとても良い歌でした。 TENGA(20代/女) 2007-07-29 05 49 50 TRFはやっぱり盛り上がる!! 小さな頃から聞いていたTRF。未だにチームワークは健在ですね。これもなまか力の成せる技でしょうか。慎吾君とのセッションも楽しかったです。素敵なステージをありがとう!TENGA!(ポルトガル語で最上級の褒め言葉です!) TENGA(10代/女) 2007-07-29 06 14 51 お疲れ様です 慎吾君のタフさには頭が下がります。慎吾ママを待ってる子どもの「なまか」のために頑張れ!テレビの前で応援してます。 tenga(20代/女) 2007-07-29 06 25 04 郵便配達お疲れ様です 吾郎ちゃんも配達員のおじいさんも自分の仕事にプライドを持って臨んでいる点がとても素敵でした。さわやかな気分になりましたよ。☆て☆ぽ☆ど☆ん☆
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『龍騎VSミラーライダー』-2 作者・ユガミ博士 865 赤龍軒*** 蓮「馬鹿か?」 手塚「馬鹿だな。」 霧島「馬鹿ね。」 北岡「馬鹿だねぇ。」 真司「いやいや、お前ら馬鹿馬鹿言い過ぎだろ!ていうか、北村 お前何でいるんだよ!」 先程の出来事を蓮達に伝えるべく、真司は赤龍軒に来るように 召集をかけたが、伝えられて最初の第1声がこれだった。そして 真司は呼んでもいないのに何故、いるのか北村に問いかけた。 北岡「俺は、ただ吾郎ちゃんが美味い餃子があるっていうから、来ただけだよ。」 吾郎「本当は、前に高見沢グループと裁判をしたのですが、先生が高見沢側に 負けてしまって・・・。」 北岡「吾郎ちゃん、余計な事は言わなくていいの。」 どうやら、どこで聞いたか分からないが以前裁判に負けてしまったので、 高見沢に腹いせをしたいから来たようである。 霧島「ふふ、いい気味よ。」 北岡「あのねぇ、俺だって以前かは全うに生きているつもりなんだよ。 第一、お姉さん生きているでしょ。」 霧島「それとこれとは別よ!」 亮「まぁまぁ。」 前回の歴史からの因縁でどうにも、ウマが合わない霧島と北村を 亮がなだめる。 亮「だが真司・・・言っちゃぁ悪いが、騙されていると思うぞ。」 真司「亮さんまで・・・俺だって、半分は信じられないと思っていますよ。」 師である亮にまで馬鹿呼ばわりされたので、へこむ真司だったが今でも 半信半疑である事を伝える。 蓮「だが、相手はあの高見沢や芝浦だ。絶対に何か企んでいる。」 ???「話は聞かせてもらった。」 蓮が、高見沢達に疑いをかけている時、奥の席に座っていた1人の客が 近づいてきた。 866 手塚「お前は?」 後藤「警視庁に勤めている後藤慎太郎だ。そして、火野・・・ いや、仮面ライダーオーズの仲間でバースの装着者をしている。」 霧島「警察!?」 真司「オーズ・・・ハッ!あのメダルを使うライダーの事か。」 近づいで来た客-元鴻上ファウンデーション所属ライドベンダー隊の 隊長で、仮面ライダーバースの装着者である後藤慎太郎、現在警察に復帰した 彼は自分の身分を説明する。真司もあまり話はしていないが、オーズとは 過去何度か共闘しているが、バースの方は知らなかった。 後藤「高見沢に近づくのは、危険だ。」 蓮「何か、知っているのか?」 後藤「最近高見沢グループについて、良くない噂があるのだが それを調べていた警官や公安の何人かが消息を絶っている。」 真司「何だって!?」 後藤は真司達に高見沢グループを調べている者が行方不明である事を 知らせる。 北岡「それは・・・すっごく怪しいねぇ。」 真司「だったら、ブレイバーズとか危ないんじゃあ・・・。」 後藤「私の知人によれば、破嵐財閥や旋風寺コンツェルンも高見沢グループ には警戒をしているのだが・・・今の所、証拠が無い。」 真司「・・・。」 蓮「・・・。」 霧島「・・・。」 手塚「・・・。」 北岡「証拠が無いから、ブレイバーズの協力から手を引かせる訳には いかない。難儀だねぇ。」 ○城戸真司→高見沢との一件を蓮達に話す。 ○秋山蓮→高見沢に疑念を持つ。 ○手塚海之→高見沢に疑念を持つ。 ○霧島美穂→高見沢に疑念を持つ。 ○北岡秀一→高見沢と因縁があるので、真司達の前に現れる。 ○後藤慎太郎→高見沢グループの黒い噂を話す。 【今回の新登場】 ○後藤慎太郎=仮面ライダーバース(仮面ライダーオーズ) 鴻上ファウンデーション所属第1部隊ライドベンダー隊隊長。元々はエリート警察官 だったが、世界平和を実現する為に警察を休職し、ライドベンダー隊の隊長となる。 当初は真面目すぎる為、火野英児達を不満に思っていたが、初代バース装着者 伊達明との出会いやクスクシエのアルバイトを切欠に態度が軟化、伊達から2代目バースの 装着者となる。現在は警察に復帰している。
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終幕――誰も知らない物語 ◆Wv2FAxNIf. 死の淵から救われたV.V.は、ラプラスの魔と共に多くの世界を見た。 多くの世界の過去を、現在を、未来を見た。 しかしV.V.達の干渉を受けた数多の世界は今、進むべき道筋を変えている。 V.V.達が見た未来と同じ未来は訪れない。 この先の未来を知る者はいない。 故に、ここから先は。 誰も知らない物語。 ▽ 家の前に立っていた。 小洒落たデザインの白い家、紛れもなくスーパー弁護士・北岡秀一の自宅だ。 陽はまだ高いが、閑静な住宅街に北岡以外の人影はない。 道路のカーブミラーから唐突に出現する姿を見られずに済んだのは幸いだった。 北岡は胸を撫で下ろして玄関へ向かう。 しかし、足が止まる。 北岡が所有する車は二台あるが、駐車場にはそのうちの一台しか停まっていなかった。 それはつまり、北岡の秘書・由良吾郎が外出している事を意味している。 バトルロワイアルに巻き込まれる直前の状況を思い返してみれば、北岡は不治の病に侵されてまともに歩く事も出来なかった。 そんな中で北岡が姿を消した――それもゾルダのデッキと共に。 そうなれば、吾郎は北岡を探すだろう。 必死になって、躍起になって、血眼になって探すだろう。 確かめるまでもない、由良吾郎はそういう男なのだ。 吾郎が一人で危険な事に首を突っ込んでいないかと心配していると、耳に良く馴染んだエンジン音が聞こえてきた。 そのまま立っていると、猛スピードで迫ってきた車が乱雑なハンドリングと急ブレーキで北岡の真横に停車する。 車から飛び出して来たのは、今まさに思案していた由良吾郎である。 「先生……!!」 吾郎の目には涙が浮かんでいた。 掴み掛かるような勢いで北岡に接近してきた吾郎は、そのまま何も言わずに俯いてしまう。 「その……ごめん、吾郎ちゃん。 ちょっと、野暮用があってさ」 「いいんです……先生が無事なら、それで」 涙ながらに話していた吾郎だが、ふと顔を上げた。 北岡がこうして真っ直ぐに立ち、普通に会話している事への疑問に数秒遅れで思い至ったのだろう。 無言の問いに、北岡は逡巡する。 「あのさ、吾郎ちゃん……話が、したくてさ。 冗談とかじゃなくて、真面目に聞いて欲しい。 話したい事が、たくさんあるんだ」 「聞きます」 大真面目に即答した吾郎に少し笑ってしまいそうになる。 ほんの数日ぶりだというのに、酷く懐かしく思えた。 何から話したものかと考えを巡らすうちに、北岡は大切な事を思い出した。 「――あ、令子さん!! 吾郎ちゃん、時間は!?」 「何日前の話ですか。 先生の姿が見えなくなってすぐに連絡して、またの機会という事に」 新聞記者・桃井令子。 何度断られてもしつこく食事に誘い、今回初めて了承を得られたランチデート。 千載一遇のチャンスを棒に振ってしまった。 デートをすっぽかすとは、スーパー弁護士北岡秀一にあるまじき失態である。 北岡は露骨に肩を落とした。 吾郎のお陰で令子を待ちぼうけにさせるのは免れたが、今後のデートの誘いが成功する確率は低い。 もっともV.V.に呼び出されていなければ、それこそ待ちぼうけにさせてしまっていたかも知れないのだが。 「まぁ、しょうがないかな」 北岡はそれ程のショックを受けなかった。 心象はますます悪くなっただろうが、それでも諦めずにいれば、これっきりという事もないだろう。 また明日にでも電話を掛ければいい。 直接令子の職場まで会いに行ってもいい。 今の北岡には、時間がある。 「先生……病院はいいんですか」 「……うん、まぁ、その事も話すよ。 とにかく、痩せ我慢とか気休めとかじゃなくて……もう大丈夫なんだ。 俺は嘘吐きだし、人を騙すのも実は結構楽しんでるけどさ。 これはホントだから、吾郎ちゃん涙拭きなよ」 北岡と話しながら、吾郎の目からは滂沱の涙が落ちていた。 それだけ心配していたのだろうし、やはり信じられないのだろう。 ――健康で頑丈な体がある癖に、御主人様が死んだら自分も一緒に死ぬなんて、ただの馬鹿じゃないか……! 少し前に、北岡はそんな事を言った。 相手を殴りたいと思う程度には苛立っていた。 しかしこうして吾郎を見ていると、「そういうものなんだな」と納得出来た。 北岡が死ねば吾郎も、健康だろうと頑丈だろうと関係なく死にに行くのだろう。 そういう生き方しか出来ない人間もいる。 それと同じように、自分よりも他人の命を優先するような道しか選べない人間もいるのだ。 北岡はそれを痛感し、同時に自分が決してそうはならない事を、なれない事を確信している。 思い返していると、やはり不満だとか、後悔だとか、嫌なものが胸に溜まってきた。 相変わらず泣いている吾郎に向けて、北岡は語る。 「敵も味方も、俺の嫌いなタイプだらけだったわけ。 振り回されるこっちはたまったもんじゃないのよ、一人可愛い女の子がいたけど癒しはその子ぐらいだったんじゃないかな。 高校生だし、別にロリコンってわけじゃないから幻滅しないでよね。 あ、その子暫くしたらうちで秘書として雇うかも知れないから。 吾郎ちゃん、嫉妬しないでね」 密度の濃かったあの時間の事を話そうとすると、脈絡がなくなる。 思い付いたままを口に出してしまう。 常に理論武装をしている弁護士北岡らしくない話し方だった。 「けどさ……あの連中は。 あの子に、あんな事はさせなかった。 俺だけだよ、二度も助けられて……二度も、あんな思いさせたの。 ホントに……俺よりよっぽど、まともな奴らだったよ」 もっと先に説明しなければならに事があるはずなのに、上手く纏まらない。 悔しさや、今まで縁遠かったはずの類の感情が先走る。 「先生……もしかして、なんですが」 「何よ」 「…………友達、出来たんですか?」 「……………………冗談よしてよ」 勘弁して欲しい。 緊急時、非常時だったからこその共同戦線であって、そうでなければ関わりたくもない人種だ。 暑苦しい、騒がしい、鬱陶しい。 それなのに少し名残惜しさを感じてしまっている自分にも気付いていた。 実に、不本意ながら。 「とにかくさ……令子さんとのデートもパーになっちゃったし、吾郎ちゃんと話がしたいんだよね。 俺の話を聞いて欲しいし、吾郎ちゃんの話も聞きたいな」 吾郎は涙を拭く暇も惜しんで何度も頷いた。 今は信じていないかも知れないが、話せば必ず聞いてくれるし、分かってくれるだろう。 吾郎から向けられる無条件の信頼を、北岡は心地よく受け止める。 「ありがとね……吾郎ちゃん」 何から話すか、まだ考えていない。 気持ちが日常から剥離していて、普段吾郎の前でどんな態度を取っていたのかまだ良く思い出せない。 しかし不思議と焦りはなかった。 あれだけの事をした後なら、大抵の事は何とかなると思えてしまう。 それに、今日のうちに話し切れなければ明日話せばいい。 明日終わらなければ明後日話せばいい。 「時間は、たくさんあるからさ」 こうして吾郎と過ごす一年後、五年後、十年後を考える。 「もしライダー同士の殺し合いで生き残れれば」という不確かなものではなく、確かに存在する『明日』。 そこにはつかさもいるのかも知れない、狭間や上田もいるかも知れない。 まだ見えない、しかしいずれ訪れるその未来が、とても楽しみだった。 ▽ 夜だった。 自宅マンションに戻った上田はテレビを点け、日付と時刻を確認。 数日が経過していたが、たまたま大学の休みと重なっていたお陰で無断欠勤は免れた。 給与にも評価にも響かない。 軽く涙が出そうになる程度に嬉しかった。 ほんの少し前まで生きるか死ぬかの話をしていたのだが、上田は即座に俗事へ頭を切り替えたのだった。 すぐに大学に連絡を取って手続きを行う。 フィールドワークを名目に大学を長期間空ける、いつもの事であったので電話口の相手も慣れた対応だった。 そしてデイパックに残っていた保存食を口にしてからシャワーを浴び、寝間着に着替えてベッドに潜り込む。 ローゼンの部屋で休んだとは言え、緊張と運動の連続で疲弊し切っていた為、微睡む暇さえない。 時々目を覚まし、適当に冷蔵庫から出したミネラルウォーターで喉を潤してはまた寝直した。 はっきりと目が覚めたのは正午。 翌日ではなく、翌々日だ。 満足するまで寝た上田は大量に炊いた米を貪る。 健康そのもの、男らしくオカズもなしに三合の白米を掻き込んでいく。 その後優雅に身支度を整え、部屋の隅に置いたままだったデイパックに自分のPCを詰め込んだ。 部屋を出て、向かうのは駐車場。 空いた助手席にデイパックを乗せ、上田の愛車・次郎号は軽快に走り出す。 目的地までの道のりは頭に入っているので、ナビや地図は不要だった。 時間もさして掛からない。 「あんれ、上田先生でねーの!!」 到着したアパートの前には、鍋をつつく大家・池田ハル。 それに彼女の配偶者であるジャーミー君に対し、上田は爽やかな会釈をする。 そして開閉した衝撃で取れてしまった次郎号のドアを直した後、アパートの奥へと足を踏み入れた。 ある部屋の前で、深呼吸。 ついでに屈伸をして適度な運動。 テンションが上がってきたのでその場で腹筋も行った。 心を落ち着けてドアノブを回そうとすると、鍵が掛かっている。 四桁の数字を合わせる形式の安っぽい錠だ。 「ふふ……YOU、学習能力がないな。 既に一度、私に破られた事を忘れたか?」 以前使った数字を使う。 カチリカチリと一桁ずつ回していき、――開かない。 「はっはっは、この程度では私の足止めにしかならない」 上田は鞄からメモ用紙とボールペンを取り出し、今確認した四桁の数字を書き込む。 そしてまた一桁ずつ回し、0000に合わせる――開かない。 0000をメモし、0001に合わせる――開かない。 0001をメモし、0002に合わせる――開かない。 0002をメモし、0003に合わせる――開かない。 0003をメモし、0004に合わせる――開かない。 0004をメモし、0005に合わせる――開かない。 開かない。 開かない。 開かない。 三時間後、部屋の前には数字が羅列された大量のメモと外れた錠前が! 天才物理学者らしい完璧な戦術により、部屋への侵入を果たした上田。 見回してみると案の定、ケージの中の亀とハムスターが飢えて弱っていた。 ここが主の不在になった部屋であると、言外に告げている。 「…………」 仕方がないので、無責任な飼い主の代わりに上田が餌を与えた。 すぐに元気を取り戻した彼らだが、上田に感謝する気配を微塵も感じさせない辺りが飼い主にそっくりである。 狭い部屋の中、大きすぎる図体を縮めつつ寝転がってみる。 洗濯物が出しっぱなしになっていたので取り込んでおいた。 下着を観察してみるが、名前の書かれたそれの色気のなさは流石だった。 道すがら購入しておいたわらび餅を食べ始める。 また体を動かしたくなってきたのだが、家具を壊してしまいそうなのでやめた。 不愉快に冷たい壁に背中を預け、ぼんやりと思考を巡らす。 他にも思いつく限りの暇潰しをした。 時折ハムスターや亀がごそごそと動き、外から大家達の声が聞こえる以外は静寂そのもの。 時計がペースを乱す事なく時間を刻んでいく。 窓の外が暗くなっていき、やがて闇に包まれた。 0時。 日付変更線を超えた。 部屋には誰も訪れない。 約束をしていたわけでも、賭けをしていたわけでもない。 だが上田次郎は、納得した。 山田奈緒子という女は、もうこの部屋に帰って来る事はない。 元より覚悟はしていた。 金糸雀達の話でほぼ確信していた。 そして「もしかしたら」という僅かな思いも、ここで潰えた。 持ってきていた封筒と百円玉をちゃぶ台の上に並べてみても、何も起こらない。 「君が来れば、寿司と餃子を死ぬ程奢ってやろうと思っていたんだがな……」 偶然、ただの気紛れで、奢ってやってもいい気分になっていたのだが。 こんな機会を逃すとは、あの女には運がないようだ。 胸がない、金がない、運がないの三重苦である。 「さて……」 上田は気分を変え、鞄からPCを取り出した。 勝手にコンセントに繋ぎ、部屋の中央に鎮座したちゃぶ台に乗せて立ち上げる。 そしてアタッシュケースに詰められていたUSBのうちの一つを接続した。 同時に開くのは新規のWordファイル。 USB内の音声を聞きながら、上田はひたすらキーボードを叩く。 このUSB群が他の誰でもなく上田次郎の手に渡った事には、必ず意味がある。 少なくとも上田はそう思っている。 あの会場で散っていった者達。 彼らの姿を留めて世に知らせられるのは、権威と文才を兼ね備えた上田にしか出来ない事だからだ。 出版、大ヒット、重版出来、映画化、思わず上田の口からは不気味な笑い声が漏れた。 狂ったように回し車を回し続けるハムスター。 脱走しようと足掻く亀。 マイペースなペット達に囲まれながら、上田は悩む。 絶対の自信をもって挑んではいるものの、執筆にあたって心配事は少なくない。 どの程度実名を伏せるべきなのか。 著作権は大丈夫か。 そもそも殺し合いなどという非常識にして悪趣味な催しを、ノンフィクションとして出版して良いものなのか。 懇意にしている出版社はあるが、受け入れて貰えるかは怪しい。 いっそ今流行りのWeb公開というものを考えても良いかも知れない。 何しろ返品や売れ残りの心配をする必要がない点が大変好ましかった。 しかし、一番の不安は世に公開した後にある。 公開したものが本当に世界的なムーブメントを生んでしまったらどうすれば良いのか。 彼らの、そして上田の激しいまでの生き様が上田の筆によって描かれるのだ、その可能性も大いにあり得る。 そうなれば、最も問題になるのは上田を演じる役者だろう。 上田のような完璧な人間を演じられる役者など存在しない、つまり上田自身が上田役として抜擢されてしまう。 日本科学技術大学教授として日々を忙しく生きている身としては、非常に困る。 それに上田の姿が茶の間に流れるとあっては、上田に心を奪われた人々は上田なしには生きられなくなるだろう。 Jiro Dependence Cyndrome――上田がかつて危惧していた事態が実現してしまう。 過ぎたる天才は、時に世界の毒となり得てしまうのだ。 「ふぅ」 頭を冷やした。 天才上田次郎には執筆以外にもう一つ、やるべき事があるからだ。 それは本業の天才物理学者としての仕事――あのバトルロワイアルの間に見聞きした現象の解明だ。 ギアス、自在法、錬金術……挙げればきりがない。 これらを解き明かせば、世界最高峰の科学者のみに与えられる栄誉『科学と人類大賞』の受賞と賞金五千万とんで七千円は手にしたも同然。 著作がますます売れて花の印税生活まっしぐら。 人生の勝ち組待ったなし。 そう、全ての事象は科学によって証明出来る。 超常現象はあり得ない。 上田の基本姿勢であり、山田奈緒子もまたそれを信じていた。 信じようと、していた。 霊能力など存在しないと、自分は霊能力者などではないと、信じたがっていた。 自称霊能力者のペテンにあっさりと引っ掛かる上田だが、本当に揺らぎやすいのはカミヌーリの血を引く奈緒子の方だった。 だから、上田が証明する。 バトルロワイアルの会場で奈緒子を困惑させた多くの出来事を、全て解き明かす。 そうすればあの胸の貧しい女でも、「ありがとう」の一言ぐらいは口にするだろう。 安心して、あのだらしなくかつ色気のない寝顔を無防備に晒して眠れるだろう。 天才物理学者上田次郎。 晴れやかな『明日』を思い描き、今は亡き友人を想う。 ▽ 狭間偉出夫は扉の前に立った。 nのフィールドの中に浮かぶ、無数の扉のうちの一つ。 この扉の先には、狭間が元居た世界が広がっているはずである。 狭間が堕とした高校、魔界。 じんわりと背に嫌な汗が滲む。 狭間はバトルロワイアルを通じて変わった。 しかし過去は変わらない。 世界の在り方が少々変わったところで狭間の犯した罪は消えないし、消えてはならない。 全校生徒の前で魔神皇を名乗り、学校を魔界に堕とした事も。 それに伴って犠牲者が出た事も。 変えようのない現実だった。 この扉を潜り、人と会えば。 糾弾される。 罵倒される。 罪を問われる。 イジメよりもずっと厳しい現実が待っている。 それは、背負っていくと覚悟していても―― 背中を押してくれる者はいない。 思い出が押してくれると言っても、結局押すのは自分だ。 一時だけ共にあった蒼嶋も、既にいない。 ――狭間君ってば、今更こんな事ぐらいでぶるっちゃうわけですかー!? ――シャドームーンよりも学校のオトモダチの方が怖いんですかー!? もし居れば、そんな風に。 歌い出しそうな程に高いテンションでやかましく、狭間を囃し立てて背中を押したのだろう。 しかしいないからと言って、何か変わるわけでもない。 自分の力で、歩いていける。 もう、開けると決めているのだ。 狭間は立ち止まるのをやめ、最初の一歩を踏み出す。 元居た場所――狭間自身の精神世界。 愛に、友情に、全てに飢えたかつての狭間の心を映し出した世界。 負の感情に満ち、汚れて濁った醜い世界。 狭間が蒼嶋のヒノカグツチによって胸を貫かれた地。 目前に控えるのは、狭間が不在の間に体を休めていた『宿敵』。 レイコと共に狭間の精神世界まで踏み込んできた『宿敵』――。 蒼嶋では、ない。 想定していた通りだった。 蒼嶋が死亡した世界と同期され、そして世界は蒼嶋の不在に合わせて“代わり”を立てたのだ。 蒼嶋に代わってレイコの隣りに立つのは、レイコと同じ制服を着た“少女”だった。 その姿を見て、狭間は目を見開く。 優れた頭脳を駆使し、あらゆる可能性を考えていたはずだった。 それなのに、喉から言葉が出ない。 レイコ達もまた驚きを隠せない様子だった。 倒したはずの狭間がほぼ無傷のまま復活したとあっては無理もないだろう。 まして今の狭間は、別人のようなものなのだから。 狭間は深呼吸をしてから、二人に向けて語り掛ける。 「もう、いいんだ」 その一言を契機に精神世界が崩れた。 そして新たに構築される。 凶々しく醜悪だった色が剥がれ落ち、突き抜けるような晴天が姿を見せ始める。 歪んだ世界の残骸が欠片となって舞い落ちるその空間に、陽の光が満ちた。 レイコが狭間に駆け寄り、抱き締める。 「もう一人にはしないから」と涙を浮かべるレイコに――狭間は首を横に振った。 「いいんだ……欲しかったものは全部、貰ったんだ。 色んな人達に、教えて貰った。 僕は、自分で歩いていける」 狭間偉出夫と離れ離れになり、他人として生きていた実の妹・レイコ。 あのバトルロワイアルで彼らに出会っていなければ――レイコに縋る事しか出来なかっただろう。 レイコを巻き込んで、共に堕ちていく未来しか選べなかったかも知れない。 しかし今の狭間は戸惑うレイコの肩に手を置いて、優しく遠ざけた。 そして狭間は『宿敵』に向き直る。 「君の名前を、教えて欲しい」 ヒノカグツチを携えた『彼女』。 蒼嶋が居たはずの、居るべきであった場所に居るその少女は、不思議そうに首を傾げた。 「知ってるはずだよね?」 「それでも、聞きたいんだ。 君の口から……」 訝しんだ様子ではあったが、『彼女』がそれ以上渋る事はなかった。 胸を張り、姿勢を正し、凛とした声で『彼女』は名乗る。 「レナだよ」 改めて、狭間は言葉を失った。 狭間と同じ高校生である『彼女』は、狭間が知る『竜宮レナ』よりもずっと大人びていた。 良く似た容姿を持ちながら、可愛らしい、と形容するよりも美しい、と言った方がずっと近い。 明るい茶がかった髪。 何もかもを見透かすような、静かに燃えるような――それでいて優しい青い瞳。 まさしく『竜宮レナ』が成長していれば得ていたであろう姿を前に、狭間は目を奪われ、言葉を奪われ、立ち尽くす。 これはラプラスの干渉によって、本来独立して存在していた世界同士が混ざり合い、因果が絡み合った結果だ。 よりによって狭間の前に再びレナが現れた事は、奇跡と言う他ない。 敢えてこの奇跡に理由を付けるなら、あのバトルロワイアルで蒼嶋がレナを庇って死んだ為か。 あの自己犠牲が、こうして狭間の居た世界に影響したのかも知れない。 ……分かっている。 どう理屈をこねたところで、『彼女』は『竜宮レナ』ではない。 あの世界のあの時代、あの雛見沢、あの仲間達、そしてバトルロワイアルでの経験、全てがあっての『竜宮レナ』だった。 狭間を魔人皇に――そして人間にしたレナは死に、もう決して戻らない。 狭間達の記憶の中にだけ息づいている。 目の前にいるのは偶然姿が良く似た、名前が同じ別人だ。 それでも―― 「……レイコ、それにレナ」 声を絞り出す。 涙を堪え、声が震えないよう抑え、話し掛ける。 この出会いが、この偶然が、この奇跡が、嬉しかったから。 「僕の話を、聞いてくれないか。 取り返しのつかない事をしたと、分かっている。 全部が元には戻らないし、一生を懸けても償えるとは思っていない。 でも、今は……君達と話がしたいんだ」 全てを知って欲しかった。 縋る為ではなく、共に堕ちる為でもなく、これから並んで歩いていく為に。 二人の女性は微笑み、頷いた。 狭間の声に耳を傾けている。 いつかに蒼嶋が言ったように、狭間の声は確かに他者へと届いていた。 「……ありがとう」 魔神皇になった理由。 魔人皇になった理由。 人間になった理由。 死せる者達の。 DEAD ENDの。 因果応報の。 寄り添い生きる獣達の、物語。 海にも陸にも負けはしない、一点の白すらないこの紺碧の空。 狭間偉出夫は『明日』に向けて、第二の生を歩み始める。 ▽ ――行ってきます。 最後の会話で、そう告げた。 狭間達との一時の別れとは違う、永別。 「さよなら」とは、どうしても言えなかった。 しかし、それが最後になると分かっていた。 分かっていて、「さよなら」から逃げた。 それなら、あの言葉は。 「さよなら」と何も変わらない。 あの時に限った話ではない――別れが多すぎた。 再会は少なく、離別ばかりが積み重なって―― 深夜だった。 街は静かで、通りには誰もいない。 「世界の改変」と聞いて不安になっていたのだが、柊家は柊家のままそこにあった。 帰りたかった家が、目の前にある。 沢山悩んで、生きると決めた。 帰りたいと思った。 だが北岡達がいなくなった今、つかさは心細さで再び揺らいでしまう。 扉の向こうまで同じとは限らない。 同じ名前の別の家族が住んでいるかも知れない。 あり得ないとは言い切れない、そんな不安があった。 そしてつかさの知るままの家族がそこに居たとして、今のつかさを受け入れてくれるのかと。 或いは受け入れられてしまって良いのかと――ぐらり、ぐらりと、自分の中にある芯が揺れるのを感じる。 玄関の戸に手を掛けようとして躊躇う。 自分の手が赤く赤く汚れて見えて、綺麗なものに触るのが怖かった。 腕と首に残った痣が疼いて、扉がとても遠くに見えた。 一緒に帰って来れなかった妹、友達や後輩、新たに知り合った人々を思うと、近付けない。 開けられない。 自分一人が帰ってきてしまった。 手を汚して。 大勢の人に迷惑を掛けて、優しさに助けられて、ここにいる。 だから。 つかさは手にしていたデイパックを抱き締める。 かがみの衣類、こなたの水着、ジェレミアの仮面、アイゼルのレシピ。 持ち帰ってきた『記憶』。 自分は一人ではないのだと、もう一度思い出す。 「……返さなきゃ」 死んでいった人達には、何も返せない。 殺した人達にも、何も返せない。 だからせめて、自分に出来る事を。 あの場で起きた事を、自分のした事を、言われた事を、忘れない。 受け取った優しさを、自分の周りにいる人達に伝えていく。 時が流れれば、記憶を美化してしまうかも知れない。 風化してしまうかも知れない。 けれど優しくされた時の気持ちだけは、きっと残り続ける。 それを周りの人へ渡していく、広げていく、繋げていく。 腕と首に残った痣と一緒に――ずっと、覚えている。 春の陽気。 夏の暑さ。 秋の風。 冬の雪。 幾つ季節が巡っても、この気持ちだけは変わらない。 そして、立派なレディになる。 調理師になる。 北岡の助手になる。 錬金術士を目指してもいい。 後悔を、罪悪感を、自己嫌悪を、何もかも乗り越えていける願いと夢で胸を満たす。 大切な人達の願いを無碍にしない為に、もう二度と自分を嫌わない。 意を決して戸を引くと、開いて光が漏れ出した。 深夜なのに鍵が掛かっていない。 つかさとかがみが行方を眩ませたから――二人がいつ帰って来ても良いように、開けたままにしてくれているのだ。 心配しながら帰りを待っている家族の事を思い浮かべると、目に涙が浮く。 あんなにも重そうに見えた扉は、ほんの少し力を入れただけですんなりと開け放たれた。 扉を開けて最初に目に入ったのは、目蓋を泣き腫らした母。 それに父、二人の姉。 この時間まで帰りを待っていてくれた家族。 世界が変わってしまっても、変わらずに残っていてくれたもの。 自分を無条件に愛してくれる人達。 安心したつかさはその場に座り込んでしまった。 泣くまいと思っていたのに、大粒の涙が玄関を濡らす。 抱き締めてくれた家族の温かさが後ろめたく、そしてそれ以上に嬉しかった。 言いたい事が沢山あった。 話したい事が幾らでもあった。 それでも、最初の一言は決めていた。 「ありがとう。ただいま」 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎 生還】 【上田次郎@TRICK 生還】 【狭間偉出夫@真・女神転生if... 生還】 【柊つかさ@らき☆すた 生還】 この物語の結末に幸いあれ。 多ジャンルバトルロワイアル 完結 時系列順で読む Back 終幕――見えない未来 Next IF 投下順で読む Back 終幕――見えない未来 Next IF 176 終幕――見えない未来 柊つかさ 179 新世界交響曲 狭間偉出夫 北岡秀一 178 蒼穹 上田次郎 177 IF
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登録日:2019/09/17 Tue 22 07 24 更新日:2022/09/21 Wed 01 08 05NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 G No.5 SMAP SmaSTATION!! SmaSTATION!! Presents SMAP☆がんばりますっ!! おっさんライダー キザ キムタクが嫉妬する稲垣 シェード ソムリエ ロンリー仮面ライダー ワイン 主人公 仮面ライダー 仮面ライダーG 仮面ライダー主人公 公式 公式の本気 公認 吾郎 孤独な愛の戦士 平成ライダー 愛 愛のために戦うライダー 改造人間 昭和ライダー世代ホイホイ 渡辺淳 稲垣吾郎 記憶喪失 謎が多い 頑張ったのはスーツアクター?いや吾郎も頑張ったよ 僕の体をどれだけ悪に染めようとも、僕の心は僕だけのものだ! 愛がある限り……。 吾郎とは『仮面ライダーG』の登場人物で、同作の主人公である。 ここでは変身後の姿である仮面ライダーGについても解説する。 演:稲垣吾郎 ●目次 概要 仮面ライダーG◆装備 ◆必殺技 ◆G専用バイク(仮称) シリーズでの活躍 余談 概要 シェードの一員としてテレビ朝日へのテロ事件に参加した青年。苗字は不明で、組織内では「No.5」と呼称されている。 テロのリーダー格として行動していた織田大道とは対照的に寡黙な雰囲気の青年だが、一般人の命を奪う事に躊躇しない冷酷な性格である。 生放送のテレビ番組に乱入した際、番組に出演していたシェフで元恋人の日向恵理と対面するが、記憶がないのか彼女の言動に反応しなかった。 しかし、収録現場に置かれていたワインを恵理の頼みで飲んだことによって、過去の記憶がフラッシュバック。 かつてはソムリエだったが、物語開始時の3年前にシェードに非検体として拉致され、改造人間となってしまうまでの経緯を思い出した。 こうしてシェードに取り込まれる前の優しい青年としての記憶を取り戻した吾郎は、恵理を救うために戦う決意をする。 記憶を取り戻した後の吾郎はシェード時代から一転、ワインネタと多少クサい台詞を吐く、キザだが熱く勇敢な青年としての人格を取り戻した。 改造人間なだけあって戦闘力は並の人間より高く、テレビ朝日本社の屋上から投げ飛ばされても着地可能な上に傷一つ付かない頑丈さを誇る。 因みに、着地した瞬間に地面に巨大な「G」の文字の地割れが発生している。 また、テロ組織の一員として3年間活動した影響もあってか、記憶を取り戻した後でも重火器の扱いに長けた様子を見せる。 昭和ライダーを思い起こさせる改造人間の設定や恋人の存在もあってか、短編作品の主人公にしては印象に残りやすい人物でもある。 まあ仮面ライダーの変身者を演じる俳優が当時の国民的アイドルなのが一番印象に残るのだが 仮面ライダーG 今、僕のヴィンテージが芳醇の時を迎える! 変身!! スーツアクター:渡辺淳 吾郎が、専用ワインボトルの力で変身する仮面ライダー。 設定の詳細は不明だが、物語の設定的に考えてシェードが吾郎の特性に合わせて生み出した改造人間と考えられる。 実は作中では吾郎自身は仮面ライダーとは名乗っておらず、『G』の世界(?)に訪れた仮面ライダーディケイド率いる平成ライダー達に、 「愛のために戦うライダー…G!!」と呼ばれたことでその称号を得た。 ウィング型コルクスクリューを模したベルトに専用のワインボトル型ツールを装着することで変身する。 なお、変身の際は上記の決め台詞と共にベルトの変身動作に入りだす。 変身後には、決めポーズと共に後ろの建築物に爆発を起こして巨大な「G」の文字を刻むという周辺にとても迷惑な仕様を持ち、テレビ朝日の本社に大損害を与えた。 だが、しばらくするとテレビ朝日本社の外観が元に戻っていた事から、文字を刻む演出は幻覚を見せる演出的能力だった可能性もある。 黒いアンダースーツの上から赤とメタリックライトブルーを基調としたアーマーを被せたシンプルなシルエットで、複眼は黄色。 配色や、身体に走ったラインにエネルギーが循環する演出は仮面ライダーファイズに似ている。 身体の各部分に「G」や「O」のアルファベットを意識したデザインが施されているのが印象的。 また、平成ライダーとしては珍しく、昭和ライダーのような形でのマスクオフ機能を持つ。 戦闘においては、専用武器を用いた剣術を活かして敵を蹴散らす戦闘スタイルが得意な模様。 ◆装備 本編で装備に関する説明がなく、その後も詳細な設定が判明していないので地味に謎が多い。 変身ベルト(仮称) 吾郎が仮面ライダーGに変身する際に使用する変身ベルト。ウィング型コルクスクリューを模したデザイン。 変身時は専用のワインボトルを右側にセットするとレバー部分が上がり、それを引き下げることでワインボトル部分が発光。 すると五郎の身体に輝くラインが浮かび上がり、ワインのような液体が身体を包んで変身を完了する。 ベルトの左側のパーツを押し込む事で、必殺技の発動を可能とする。 パーツを押し込んだ際にはスーツのラインからプロテクター部分に光を帯びるので、理屈は不明だが何かのエネルギーを流していると考えられる。 ワインボトル(仮称) ベルトと連動して使う変身用ツール。何とリアル風のワインボトルの外観をしたアイテム。 ベルトの動作を見るに、中には変身に必要な何かしらの成分を含んだ液体が入っていると推測される。 専用のラベル「GORO」が貼られているのでワンオフだと思われるが、仮にGがTVシリーズならば同型のアイテムが複数出てきたのかもしれない。 製造年は「1973」となっているので、作中から36年前に製造された相当旧型のアイテムの可能性がある。メタな視点で言えば稲垣吾郎の誕生年なのだが 専用剣(仮称) 仮面ライダーGの唯一の専用武器で、柄にコルクスクリューが付いたソムリエナイフ型の大剣。ベースカラーは赤。 胸部の「G」の形状をしたプロテクターから瞬時に形成される。 攻撃範囲が非常に広く、囲んできた多数の敵を瞬時に撃破する威力を持つ。 ◆必殺技 受け取ってもらおう……。 僕の、悪と正義のマリアージュ……! スワリング!ライダーキィック!! スワリング・ライダーキック Gが使用するライダーキック。 発動時は技名を叫んで身体を回転させながらしゃがんだ後、横回転しながら錐揉みキックを叩き込む。 技の直撃を受けた敵が爆発する際、爆炎の中に巨大な「G」の文字が浮かび上がる。 「スワリング」とはワイン用語の一つで、ワインを空気に触れさせて味の変化を楽しむためにグラスを回すように揺らすこと。 キックに回転が加えられているのもそれが元ネタであり、ワインをモチーフにしたGらしいキックと言える。 ◆G専用バイク(仮称) ベース車 HONDA XR250Motard(モタード) 全長:2195ミリメートル 全幅:805ミリメートル 全高:1205ミリメートル 最高速度:時速600キロメートル 馬力:900キロワット ジャンプ力:40メートル 恐らくG専用のバイク。テレビ朝日の近くに置かれるように用意されていた。 分かる人は分かっただろうが、実態は『仮面ライダーTHE NEXT』の仮面ライダーV3の専用マシン・ハリケーンをそのまま流用した物。 そのため、上記カタログスペック表はそのハリケーンと同様の数値を記載しているが、実際のカタログスペックは不明である。 作中では恵理を連れ去った織田を乗せるヘリを追撃する際に使用され、上空から打たれるロケットランチャーの攻撃を回避する運動性能を見せた。 最後は跳躍しての体当たり攻撃を仕掛けてヘリを破壊したが、この描写からかなりのジャンプ力を持つことが分かる。 しかし、体当たり後のバイクの動向は不明。 シリーズでの活躍 ◆『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』 初の他ライダー作品への出演と同時に初の劇場版作品への出演。ただし、稲垣吾郎氏は出演していない。 ウォズが逢魔降臨暦を破り捨て、平成ライダーの歴史が溢れだした事で現れた平成ライダーの1人として登場。 本編で印象的だった建造物に「G」の文字を刻む演出も披露し、クォーツァーの送り出したカッシーン軍団と戦った。 なお、クォーツァーの一員である仮面ライダーゾンジスがGの存在を把握出来ていない様子を見せた事から、 クォーツァーは『仮面ライダーG』の時間軸を認識していなかった可能性がある。 余談 TV作品の仮面ライダーの主人公としては南光太郎以来の改造人間となる。 仮面ライダーディケイドに「君」と呼ばれているが、彼にそう呼ばれたライダーは珍しい。 恵理役の釈由美子氏も後に『仮面ライダージオウ』にて、奇しくも『G』とほぼ同時期に放送されていた作品のアナザーライダーを演じている。 一応公式公認の平成時期に作られた仮面ライダーなのだが、公式媒体での再登場は上述した『ジオウ』の夏映画が初めてであり、ファンは令和の時代まで待たされることとなった。 受け取ってもらおう……。 僕の、追記と修正のマリアージュ……! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] また吾郎ちゃんのライダー熱が再燃して長編化、とかならないかなぁ 本人ウルトラマン好きらしいけど -- 名無しさん (2019-09-17 22 53 19) ワインを飲んで記憶を取り戻した後にバイクで敵を追跡……あれ?これって… -- 名無しさん (2019-09-18 00 05 10) たぶん殆どの劇場で某ゲストの次くらいにどよめきが起こった「ライダー」の一人(衝撃度で言えば次に登場した彼と同じくらい?)だと思う -- 名無しさん (2019-09-18 00 15 49) ↑×2 改造人間だからアルコール分解速いんやろ(適当) -- 名無しさん (2019-09-18 00 21 31) 一回限りの特別ライダーだからか、デザインもカッコいいんだよね。再放送も難しいけど吾郎ちゃんカッコイイんだよなー。 -- 名無しさん (2019-09-19 07 14 15) 生放送でキムタクがいちいち展開のご都合主義にツッコミを入れていたのが面白かった -- 名無しさん (2019-11-05 21 31 00) 意地悪で言ってるんじゃなくお約束を再確認して盛り上がってる感じだしな。割と本気で羨ましがってたのかもしれない(本人は全力坂だし) -- 名無しさん (2020-01-03 02 26 21) また改造人間タイプで変身前でも相当強いタイプの仮面ライダーやらないかなぁ -- 名無しさん (2020-10-19 23 52 54) ↑↑キムタクはガチで羨ましがってた。ソースは不明だけど、何年か前にインタビューか何かで「(変身ヒーローものの)オファーがあれば是非やりたい」って言ってたそうだし。 -- 名無しさん (2020-10-20 00 25 53) ↑昔はあんまり特撮漫画アニメゲームが好きって言えなかったけど、実は大好きってアイドルは少なくないからな。ここ10数年でだいぶ市民権得たんでしれっと暴露するアイドルは多い。 -- 名無しさん (2020-10-20 09 01 03) ファイズのアトラク用スーツの改造じゃないかってよく言われるけど、よく見ると似てるようで結構違うデザインだし多分全部新造よね -- 名無しさん (2022-09-20 22 11 04) 名前 コメント